ヴァンエック半導体ETF(SMH)とiシェアーズ半導体ETF(SOXX)はどう違うのか。
連動ベンチマーク
SMH:MVIS US Listed Semiconductor 25 Index
SOXX:ICE Semiconductor Index
近年のパフォーマンスはSMHが大きく上回る
過去5年間のパフォーマンスではSMHがSOXXを大きくアウトパフォームしています。
特に2023年頃からの上昇局面で大きな差が開いています。

組入銘柄の違い
両者の組入銘柄は資産比で70%近く重複しています。
また、SMHが組み入れているほとんどの銘柄がSOXXにも組み入れられています。
SMHはTSMCとNVIDIAにより大きな比重
近年のパフォーマンスで両者の差が生まれたのは「TSMC」と「NVIDIA」への比重の差です。
生成AIブームで株価が高騰したエヌビディアを多く組み入れていたのがSMHです。
SMHは資産の12%程度がTSMC、19%がNVIDIAとなっています。
一方、SOXXではTSMCは3.9%程度、NVIDIAは7.7%程度に留まっています。
SOXXがベンチマークとするICE Semiconductor Indexは、銘柄の比重により厳しい上限が設けられているのが理由です。
NVIDIAやTSMCへの投資を重視したい人は、SMHがおすすめです。
AMDへのウェイトはSOXXの方が大きくなっています。
経費率は同じ
経費率はいずれも0.35%です。
どちらに投資するべきか
エヌビディアやTSMCを始めとした大型銘柄に集中したいならSMH
分散を重視するならSOXX
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