金(ゴールド)のETF「314A iシェアーズ ゴールド ETF」が上場。GLDMより良いのか?

東証ETF

金価格連動のETF「iシェアーズ ゴールド ETF(314A)」が2025年1月16日に東証に上場しました。

信託報酬は税込み0.22%となっています。

連動対象はLBMA金価格です。為替ヘッジはありません。

上場時点で1口約200円となっており、基準価額がかなり低く設定されています。10口単位で取引されます。

日本の金ETFの中では信託報酬が安いです

SBI・iシェアーズ・ゴールドファンドより高い信託報酬

投資信託の「サクっと純金(SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド)」ですが、信託報酬は年0.18%となっています。

ファンド詳細│投資信託│SBIアセットマネジメント
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つまり、314AはSBIの金投資信託より信託報酬がわずかに高くなってしまっています。

ETFは投資信託より信託報酬が高いことが多いので驚きはありませんが、SBIのファンドが本家より安いとは・・・。

GLDMとどっちがいい?

「GLDM – SPDRゴールド ミニシェアーズ トラスト」と「iシェアーズ ゴールド ETF」のどちらが良いのか。

  • 経費率の安さで出来高等を考慮するとGLDMの方がわずかに優れている
  • ただし、為替手数料を考慮すると両者に大きな差はない
  • 細かく買い増ししていきたい場合はiシェアーズ ゴールド ETFの方が良い場合も有り

GLDMは米国のETFです。

同じ会社のSPDR ゴールド シェア(GLD)は世界初の金ETFで、純資産も世界最大もファンドです。

そのSPDR ゴールド シェアの低価格版がGLDM – SPDRゴールド ミニシェアーズ トラストとなっています。

GLDMは経費率わずか0.1%です。

GLDMもiシェアーズ ゴールド ETFと同じくLBMA金価格に連動しています。

SPDRゴールド・シェアに関しては東京証券取引所にも上場しています。(1326)

結論を言ってしまうと、為替手数料を考慮した場合、両者にそれほど大きな差はありません。

ただし、長期間保有すればするほどGLDMの方がコストが安く済みます。

円をドルに変えるのが面倒だという人は「iシェアーズ ゴールド ETF」で良いかと思います。

ただし、GLDMの方が圧倒的に出来高があります。

314Aは1口200円ですが、1口50ドル以上のGLDMの方が出来高があります。

金には配当金はないので米国での配当課税のことは考えてなくてOKです。

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