FANG+とZテック20 投資するならどちらのファンド?どう違うのか

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FANG+インデックスのファンドとiFreePlusのZテック20(世界トレンド・テクノロジー株)ファンド

どちらに投資するべきなのか

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結論

  • 大きな下落リスクを許容でき、長期的な目線で投資できるならFANG+
  • FANG+の方が銘柄が絞られているため、Zテック20がFANG+を長期で上回る可能性は低い
  • 米国以外のテック企業にも投資してほしいならZテック20
  • 大きすぎるリスクは取りたくたいけどNASDAQ 100では満足できないならZテック20
  • 資産の大部分は同じ銘柄であるため、両ファンド共にセクターリスクは避けられない

FANG+にはTSMCは含まれない

現時点ではFANG+は米国のテック企業で構成されています。このため、台湾のTSMCは含まれていません。

一方、Zテック20は日本を除く全世界が対象となっているため、TSMCやサムスンなどの銘柄が含まれる場合があります。

米国以外のテック企業が急成長するのであれば、その恩恵を得られるのはZテック20かもしれません。

ただし、Zテック20も資産の大部分は米国企業であるため、カントリーリスクはほとんど同じレベルで存在します。

過去10年のパフォーマンスはFANG+が圧倒

2015年からのリターンでは、FANG+が圧倒しています。Zテック20はNASDAQ 100は上回っていますが、FANG+には及んでいません。

FANG+は均等加重平均・Zテック20は時価総額加重平均

FANG+は組入銘柄のウェイトが均等で10%前後になっています。文字通り、均等に投資します。

一方、Zテック20は時価総額加重平均。投資する段階で時価総額の大きい企業により多く投資することになります。

FANG+は他の投資信託と組みわせる際に強み

FANG+は均等加重平均であるため、他の投資信託でウェイトの低めな銘柄への投資比率を高めることに利用できます。

例えば、ナスダック 100においてネットフリックスのウェイトは2.3%程度です。しかし、FANG+に投資すると約10%のウェイトです。

「ネットフリックスやクラウドストライク、サービスナウなどの少し時価総額が低いテック企業への投資比率を高めたい!」という人がオルカンやS&P 500に既に投資している場合、FANG+を追加することでそれが可能となります。

一方、Zテック20は時価総額加重平均であるため、結局ネットフリックスなどのウェイトは小さくなってしまいます。

組み入れ銘柄の比較

全体的に似通ってはいるものの、FANG+にはネットフリックスが組み入れられている一方で、Zテック20には2024年9月時点ではネットフリックスが入っていません。

また、Zテック20にはテスラが組み入れられていますが、FANG+には入っていません。

今後組み換えが行われる可能性がありますが、先述のTSMC含めて、どういった銘柄で構成されているのかは判断基準の一つになります。

中国・ロシア・日本企業は含まれない

FANG+もZテック20も日本企業の株は組み入れていません。

Zテック20でも日本企業には投資できないと予め理解しておく必要があります。

また、地政学リスク回避のために中国とロシアは除外しています。

上がりすぎた相場は調整が入る

どんな相場でも常時上昇トレンドということはありません。

必ずどこかで調整局面を迎えます。

情報技術セクターにおいては2022年が調整局面の一つだったと言えます。

FANG+は2022年に最大で50%近い下落を見せました。

もし今FANG+に1000万円投資し、同じような下落が起これば500万円の含み損となります。その後の相場の動向は誰にもわかりません。

FANG+もテック20も相応のリスクがあるファンドだというのは理解しておく必要があります。

2025年の年始時点で、FANG+組み入れ銘柄の多くは「過大評価」「割高」と言える水準にあります。

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