ついに「iシェアーズ S&P500 トップ20 ETF(313A)」が東証上場。評判はどうなのか?

東証ETF

「iシェアーズ S&P500 トップ20 ETF(愛称:トップ・オブ・アメリカ)」が2025年1月16日に東京証券取引所に上場します。

S&P500の上位20銘柄のみ

S&P 500 Top 20 Select Indexに連動するファンドとなっています。

iシェアーズ S&P500 トップ20 ETFは、S&P 500の時価総額上位20銘柄のみを組み入れています。

セクターリスクがやや抑えられている

S&P500 トップ20 ETFはテクノロジー企業以外のセクターも組み入れているため、FANG+やZテック20のような銘柄と比べてセクターリスクが抑えられています。

情報技術セクターは48%と依然として高いですが、ヘルスケアや医療、金融、一般消費財、生活必需品などのセクターも含まれます。

S&P 500 Top 20 Select Index

ベンチマークとなるインデックスの詳細は以下のサイトで見られます。

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時価総額加重です。

リバランスは年4回

ウェイト上限22.5%

上位発行体の合計ウェイト制限48%
4.5%超の発行体の合計が48%以下になるまでウェイトが低い企業から超過分を削減

組み入れ銘柄(2025/1)

  1. アップル
  2. エヌビディア
  3. マイクロソフト
  4. ブロードコム
  5. バークシャー・ハサウェイ
  6. メタ・プラットフォームズ
  7. アマゾン
  8. テスラ
  9. JPモルガン・チェース
  10. イーライリリー
  11. VISA
  12. ユナイテッドヘルス・グループ
  13. エクソン・モービル
  14. アルファベットクラスA
  15. マスターカード
  16. コストコホールセール
  17. ウォルマート
  18. ホームデポ
  19. プロクターアンドギャンブル
  20. ネットフリックス
  21. アルファベットクラスC

最新の保有銘柄を見たらジョンソン&ジョンソンが見当たりませんでしたが後日確認します。

信託報酬高め

年0.44%

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313Aはオススメできるのか!?

長所
  • S&P 500トップ10よりも分散されている
  • S&P 500 トップ10から除外されてしまった銘柄もまだ含まれる
  • S&P 500を上回る投資成果が期待できる
  • FANG+やZテック20よりセクターリスクが少なめ
  • 成長が期待できない銘柄への投資を回避できる
短所
  • やや高い信託報酬
  • ウェイト制限の方法により、上位3銘柄の比重が異様に高い
  • ウェイト制限の方法により、一部銘柄の比重が不自然に低い
  • S&P 500ほど分散されておらず、テーマ性にも乏しい

2025年1月時点ではエヌビディアを筆頭に米国のテック企業のPERが非常に高くなっており、割高感があります。

エヌビディアやアップル、マイクロソフト、ブロードコムのような企業の株価が暴落すれば、iシェアーズ S&P500 トップ20 ETFもかなりのドローダウンを被るでしょう。

したがって、S&P 500よりもリスクを取ることになりますが、「FANG+」や「テック20」のようなテック企業集中系の投資信託と比べるとリスクは少し減少します。

問題は信託報酬です。Tracers S&P 500トップ10 ファンドの0.1%という信託報酬と比較すると4倍です。組入銘柄数は倍なのに信託報酬は4倍・・・。どういうことなの。

そして最も気になるのがウェイト制限の方法です。アップル、エヌビディア、マイクロソフトの比重だけ高いままで、アマゾンのウェイトは4.7%~4.4%程度に削られてしまっています。

ウェイトが4.8%の銘柄を時価総額の上から足していき、この合計が48%を超えた場合、下から超過分を4.5%以下に削って他の銘柄に分配します。

既にS&P 500やNASDAQ 100、オールカントリーといったインデックスファンドに投資している場合、アップル、エヌビディア、マイクロソフト3社への比重がかなり偏る点に注意が必要です。

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